法圓寺の原点
真宗大谷派・開教所法圓寺は、世田谷区にある一軒家のお寺です。 スタートしたのは、昭和の時代。 「人生とは何か」という問いを抱えた一人のサラリーマンが起点です。 会社を辞め、お坊さんとなり、お参りの呼び声ある十方に走り続けました。 やがて、聞法道場を建立しようという願いが発起し、現在の開教所・法圓寺のかたちとなっています。 一軒家がお寺となった原動力は、人生を問い、道を求める情熱。 その情熱は、どんな人も仏さまから伝承されうる「法の魂」ともいえ、法圓寺の原点です。 今、お一人おひとりの声をお聞きし、先立っていかれた無数の方のご生涯とともに、どこまでも歩んでいきたいと願っております。 浄土真宗の教えや仏事についてわからないこと、どんなに小さなことでも結構です。 そのままどうぞお尋ねください。 私どもは心をいたしてお聞きいたします。縁起由来
当開教所・法圓寺は、昭和56年(1981年)、港区芝1丁目にある真宗大谷派法圓寺の分院として、自宅を開放する形で開設されました。
新潟県上越市・真宗大谷派福成寺で生まれた鎮西昶が、十七年のサラリーマン生活を経た後、一念発起して建立したのが由来です。
世田谷区の区名にある通り、お寺の近くには等々力渓谷、呑川緑道があり緑は豊かで、抜群の散歩コースです。
特に桜の季節の呑川緑道は見応えがあります。住宅街とはいえ、訪れた方が驚かれるくらい、本当に静かです。
当寺院の外観は一般住宅ですが、庭工による巧みな石づかいの小庭を兼ね備えてあり、
花木が四季折々の表情を見せてくれ、様々な小鳥も遊びにきてくれます。
静かな空気の中、穏やかな気持ちでお詣りいただけます。
鎮西 猛Takeru Chinzei
1976年生まれ。真宗大谷派・開教所法圓寺代表。
多摩美術大学芸術学科卒業後、文学座附属演劇研究所で舞台演劇を学び、遊園地再生事業団、御徒町凧氏主催・カイトボックスなどの演劇集団で役者の研鑚を積んだ。
2005年、真宗大谷派教師資格取得。
2008年、父・鎮西昶の逝去に伴い法圓寺に入る。